知り合いから貸して頂いて読んだ本なのですが、是非紹介させてください。編著大谷邦郎さんで、手話エンターテイメント発信団oioiさんが全面的に協力しています。
手話エンターテイメント発信団oioiって?
この本を作るに際して、oioiのメンバーからは「オモロイ本にして!」と言われ続けたそうで、「笑いを用いて障害を伝えると距離が近づく」と。そういうoioiってどんなグループ?
本の最初に説明があります。よくダンスの練習をしているようです。メンバーの1/3が聴覚障害者です。エネルギー溢れるパフォーマンスを作り上げて、あちこちで公演しているようです。
気になったので、oioiのホームページで調べてみました。
えっ?これはすごい! しかも場所が大阪!! 公演見に行けるやん!
本の内容
個人へのインタビュー
oioiのメンバーにインタビューしてそれを文章にしています。遠慮せずに気になることを聞くというスタンスですね。当たり前のことですが、聴覚障害者といっても人それぞれ、症状も違えば、今までの人生、考え方、それぞれ違います。だから、いろんな人にインタビューしているんだと思います。オモロイ本を目指していますが、同時に聴覚障害者への理解も目指しているので、苦労したことや困ったことも聞いています。
聞こえない体験
著者が聞こえない体験をしています。見えない体験や車椅子体験はよくありますが、聞こえない体験ってかなり大変。この体験のコメントが面白いです。
奈良ろう学校訪問
奈良ろう学校を見学してるって、めちゃ嬉しいじゃないですか!しかも、演劇部の顧問の先生へのインタビューもあります。演劇は自己表現です。
最後に
バリアクラッシュに向かって!!
本をめくるとまず、この文字が大きく書かれています。バリアをなくすにはクラッシュするぐらいのエネルギーがいるのかな?あー、でも、一人一人のエネルギーはそんなに大きくない場合が多いので、いろんな人と話をして、いろんなことを知っていくのが大切なのかな?と思いました。知らないから、思い込みで判断することってありますよね。いろんな人の思いを知ってほしいということで、書かれた本なのかな?また、次の人に回しますね。
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