サヘル・ローズ監督「花束」試写会

映画

試写会のチケットが手に入ったので、行ってきました。東大寺の金鐘ホールでありました。

内容

最初の挨拶で言われた通り、内容を語るのは、難しいです。ドキュメンタリーと物語が混じっています。実際に養護施設で育った8人にインタビューをしています。さらにその8人は、別の名前で演技もしています。

養護施設に入るまでの壮絶な人生を彼らは語ります。でも、「かわいそう」と言われるのは違う。だから、楽しかったことをも表現します。映像はとても綺麗です。

登場人物は成長し、それぞれ自分らしい道を歩んでいます。パンフレットの彼らは皆笑顔です。

第2部 対談とテーマ曲

映画終了後、サヘル・ローズ監督、音楽担当のSUGIZO氏、岩井俊二プロデューサー、光明寺寺小屋代表三浦明利氏の対談がありました。

サヘル・ローズさんは、イラン出身で戦争孤児ですが、里親と来日し、表現者として、マルチに活躍しています。

構想から7年。最初は監督を断ったそうですが、岩井俊二プロデューサーなど周りに支えられながら映画を完成させました。

テーマソング「光の風と」は、SAKIさんが作詞し、岩井俊二プロデューサーが微調整、SUGIZO氏が作曲しました。この曲をSAKIさんが歌います。

生きていること 生まれてきたこと 何故かや何処かであるかより 君の思い描く世界へ

この部分好きです。CD買いました。

帰りの車の中で聞きましたが、やはりいい曲です。

「この映画を広めたい」と言われていましたので、少し宣伝します。

観客が写真を撮りやすいように、ポーズをとってくれました。

翌日の新聞にも載っています。私も自分の席で花束していたけど、写ってないわ…

今後の活動

サヘル・ローズさん講演会が2月17日に大阪であります。

「花束」の上映が、奈良市のホテル尾花であります。3月27日〜30日です。

感想

心に残っている言葉があります。

大人が幸せでないと子どもは幸せになれない。

児童虐待をしている親は、親自身も幸せではないんですよね。うまくいかない親子は、親に問題があるんだろうけれど、それを親だけの責任にしても、問題は解決しないです。責めるのではなく、支援するのが必要なんだろうな。

子どもの未来は無限大だから、困っている子どもを社会で支えるのが必要なんだろうと思う。でも、インタビューでも語っていたように、子どもは親が好きなんです。

答は1つではないので、まずは多くの人に現状を知ってもらうのが大切なんだと思う。

mimi
mimi

「花束」が多くの人に届いたらいいな

コメント

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