この時期、ムジークフェストなら2025として、あちこちで公演があります。どこか1つ行くことにしているのですが、橿原文化会館でA席2500円だし、好きな曲もあるので、行くことにしました。
5月24日(土)行きました
チケットはネットでチケットぴあで買ったのですが、行くまでに、紙のチケットに替える必要があります。うっかりしていたら、2日前にチケットぴあから連絡がありました。「まだ紙のチケットに。替えていない人に連絡しています。」って、めちゃ親切やん!
当日、思ったより空いていて、私の右の席も空いていました。やや前の席にしたので、オーケストラの後ろの方が見えなくて、もう少し後ろの席にすれば良かったと後悔しました。
曲目

感想
J.シュトラウスⅡ:喜歌劇「こうもり」序曲
有名な劇の序曲。華々しく、オープニングにぴったりです。踊りたくなります。
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調作品26 独奏岩谷弦
今回のメインです。ブルッフのバイオリン協奏曲は、指揮者の藤岡氏が1番好きな曲だそうです。思いがこもっています。藤岡氏がソリストの岩谷氏に「あなたはどうですか?」と聞くと、岩谷氏は「僕も1番」と言っていました。そういう気持ちで弾くのは大事だと思います。岩谷氏の演奏は繊細だけどダイナミックでこの曲の演奏にぴったりだと思いました。演奏していないときは普通の人なのに、演奏するとすごいです。まだ、24歳とは…。先が楽しみです。名前が「弦」とは、生まれながらの演奏者です。奈良県の出身です。
アンダーソン:黄金時代
初めて聞きましたが、穏やかで優しい曲です。海を見ながらハンモックで揺られている気分です。
ブラウン:雨に唄えば
楽しくで小躍りしたくなるような曲です。アイスクリームを食べながら階段をリズミカルに駆け下りている気分です。
コブクロ:この地球(ほし)の続きを
大阪万博のテーマソングなんですね。初めて聞きました。スケールの大きい華々しい曲です。フィールドを駆け抜け、大きな鐘をつくイメージです。関西フィルムハーモニー管弦楽団は、9月に大阪万博に出演予定だそうです。
A.メンケン:「美女と野獣」スペシャル・シネマメドレー
「美女と野獣」の音楽、良い音楽が多いです。場面がよみがえり、イメージが膨らみます。
久石譲:「天空の城のラピュタ」より❝君をのせて❞
この曲は弦楽器のみの演奏でした。流れるような優しさがあります。ジブリ音楽、名曲が多いです。特にこの曲は好きです。心が昔に飛んで行く心地よさがあります。楽譜も持っているので、家に帰ってから、エレクトーンで弾きました。
川上肇:日本のメドレー~初夏から夏へ~」~夏は来ぬ、われは海の子、海、かもめの水兵さん、浜辺の歌~
日本の穏やかな曲が西洋の華々しい曲に変身しました。これだけ大きく編曲するなんて、編曲者は楽しいだろうなと思いました。特に「われは海の子」の勇ましさには思わず笑みがこぼれました。なんだか、どこかに戦いに行くような感じでした。
「関西フィルムハーモニー管弦楽団」って
実は「関西フィルムハーモニー管弦楽団」の演奏を聴くのは初めてでした。創立55周年なんですね。門真市と「音楽と活気あふれるホームタウンパートナー協定」を結び、地域に密着し、クラシック音楽の裾野を広げる活動をしているそうです。指揮者の藤岡氏自身が情熱的だと自分で言われていました。藤岡氏は関西フィルとともに、毎週土曜日朝8時30分からBSテレ東「エンター・ザ・ミュージック」に出演しています。YouTubeでも見れるようになったそうです。一度見てみたいです。
コンサートマスター堀江氏
コンサートマスターの堀江氏が、一曲だけ紹介しましたが、それが「天空の城のラピュタ」で、「この映画の時はまだ生まれていませんでしたが…」と言うので、驚きました。若い!33歳ぐらいです。ざっと見た感じ、メンバーの中で1番若いのではないでしょうか。コンサートマスターは音楽にかけての1番の実力者がなると思うので、調べてみたら、確かに実力者でした。この方もこれから先が楽しみです。関西フィル以外の活動もしているようです。
おわりに
ムジークフェストすごいです。今回の作品は、多くの人に楽しんでもらいたいという目的を持って、親しみやすい曲を選んでくれていました。クラシック音楽だけでなく、色々なタイプの音楽をオーケストラで演奏できるのだと思いました。近くでこれほど良い音楽を聴けるのはとてもありがたいことだと思いました。これからも関西フィルムハーモニー管弦楽団応援したいです。
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