久しぶりに正倉院展に行きました。コロナが来てから初めてです。
チケットは時間指定
コロナで時間指定になったチケットが、今年も時間指定でした。10時30分〜のチケットを事前購入しました。2000円です。10分前から入場の列に並べます。11時30分までに入場しないといけません。もう少し早い時間のを買えば良かったかな?と思いました。
音声ガイドレンタル
音声ガイドは、650円。展示品の説明が貼ってあるんだけど、人ごみの中読むのが大変なので、レンタルしました。これはとても便利です。展示品を見ながら説明を聞けるので、楽です。
ちなみに聴覚障害者用には、音声ガイドの内容を書いた紙を同じ値段で売っています。今までなかったことなので、進歩かな?見ていないので、何とも言えないけど…半額でもいい気がする🤔
正倉院展とは?
正倉院は、もともと東大寺の宝庫です。聖武天皇が亡くなった後、光明皇后が遺愛の品を大仏に献納しました。厳重に管理されていたので、保存状態がかなりいいです。
そのお宝が年に1回一般公開されています。毎年異なるものが公開されていて、今年は57件が出展されています。
展示品きれい
時間指定制のおかげで、人は多いものの近づいてゆっくり見ることができました。
今年のメインはこの絵箱です。緑地彩絵の箱(みどりじさいえのはこ)
実物は緑色がとてもきれいでした。仏への供え物を入れていたと考えられています。
カラフルで魅入ってしまったのがこれです。黄金瑠璃鈿背十二稜鏡(おうごんるりでんはいのじゅうにりょうきょう)
七宝で背面を飾った鏡です。ガラス質がキラキラできれい!正倉院の紙の中でか唯一の七宝だそうです。
もう一つカラフルだったのがこれです。紅牙撥鏤尺(こうげばちるのしゃく)
象牙の表面を彫って絵を描いています。長さ約30cmの物差しですが、儀式用と考えられています。とても鮮やかな色でした。
感心したのがこれです。花氈(かせん)
フェルトの敷物です。藍色の花模様を作って、台の敷物と一体化させるそうです。こんな敷物の上に座ってみたいです。
とにかく可愛いのはこれです。璃魚形(るりのうおがた)
貴人が腰に下げたアクセサリー。ガラス製でかわいく綺麗。『史記』の「鴻門の会」を思い出したわ。
一番感心したのが実はこれです。光明皇后筆 悲華経
御両親の供養のため、光明皇后の発願による写経なのですが、全部で7000巻あり、写すのに20年かかったとか。きれいで、きちんとした字でした。
再現作品が美しかったのはこれです。紫地鳳形錦御軾(むらさきじおおとりがたにしきのおんしょく)
実物は色褪せていますが、再現模造が展示されていて、綺麗な紫色に金の錦で模様があり、とても美しかったです。再現模造の作り方の動画も流れていました。再現模造を見てから実物を見たら、イメージ膨らみます。大きくふわふわで、なんて贅沢な肘置きと思いました。
他にも展示品がいっぱいあり、天平時代に思いを馳せることができました。
最後に正倉院展グッズを何か買おうと思ったのですが、会計が長蛇の列だったので、諦めました。帰宅後、ネットで売っていないかなと調べたら、いくつか売っていました。今回のグッズとは異なりますが。
(広告:正倉院模様千代紙…とてもかわいい)
終わりに
ここで書き尽くすことはできません。正倉院展は、何度も行っていますが、いつも新たな発見があります。紹介し尽くすことはできないです。実物のほうがずっといいです。
また来年も行こう
おまけ〜奈良公園の鹿〜
奈良公園を通るといつも鹿の様子をチェックしています。
この時期は、鹿が落ち着きをなくす時期ではあるのですが、今年は例年より落ち着きないです。叫んだり、喧嘩したり、走ったり…鹿の数が増えたのが影響しているのかもしれません。元気ではありましたが。