1ヶ月ぶりに父と金剛山に登りました。
事前準備
前回足が痛くなったので(筋肉痛とも言う)今回は登山靴と靴下とストックを購入しました。
(広告:トレッキングポール 私もネットで購入しました。)
前回スリッパで登った父は結構滑っていたので、必ず靴を履くように言い聞かせました。
しかし…当日頑固にスリッパで行こうとする父。なんとか靴を履いてもらい、3足目に納得してもらえました。
金剛山上り
8時30分に出発し、3時間かかって頂上にたどり着くことができました。前回より30分早いです。
父のおしゃべりタイムは覚悟していました。前回よりは出会う人が少なかったので、話しかけたのは20人くらいでしょうか。
○久しぶりに知人と出会う。 (知人)「え?もうあの世に行っていたと思った。」
心配してくれてたんか?
元気にしてたか?わしは、もうあかんわ。
○犬を連れている女性と出会う。
犬に引っ張ってもらったら楽やな。その犬貸してー
○小学生の女の子と出会う。 小学校一年生らしい。
ちょっと抱いたろか
1年女児を抱っこ!!
女の子が笑っていたのでほっとした
○見知らぬグループに出会う。
登るの何回目や? わしはもう4410回や。
名前も頂上に貼ってある。
(なんとこの方たちは頂上で父の名前を確認。写真まで撮られました。)
○見知らぬ女性に出会う。
下りは気をつけや。 こけたらあかん。
もし、こけたら助けに行ったるわ。
(この女性は、父よりもしっかりした足取りで、颯爽と下りて行かれました。)
○爽やかな若者たちに出会う。
若いから元気やな。 わしはもう93歳や。
若者たち「えー、すごい!一緒に写真撮らせてください。」 (今回一緒に写真を撮ることをお願いされたのは2組です。)
や、やっぱりたどり着きません!!
頂上です
そのうちなんとか頂上に到着できました。登山カードにスタンプを押してもらい、ご満悦の父。自分の名前が貼られたプレートを確認し、お昼ご飯を食べよう…と思ったが、どこ?と思うと知り合いに出会って、立ち話。知り合いどんだけいるねん?ただ、頂上で出会った方は最近元気かどうか心配で電話をかけてくれた方らしく、無事を確認して、とても喜んでおられました。ありがたいことです。
金剛山下り
下りは出会う人が少なかったので、登りより早く下りられました。でも、2時間かかりました。
父がご迷惑をかけた方々
わし、4410回登ってる
(たぶん顔見知りの方)「そんなことぐらい自慢したらあかん。8000回登っている人もいるんや!」
元気にしてたかー?よく
登ってるなあ。
(たぶん父のみ顔見知りの方)「私はあなたを知らない。、一方的に知っているだけやろ。登るときは下見ているので、人の顔なんて見てないわ。」
若いから速いなあ
(1人で走っている若者)「50分で登るんです!」
誰もが人と話したい人ばかりではないんだよ。黙って登りたい人もいる。まあ、父は気にしていないか…
父がお役に立てた方々
- 「お会いできて良かった」と初めて会った方々3人ほど言われた。
- 父の年齢を聞いて、「私も頑張れると思った。」と初めて会った方々4人ほどに言われた。
- 「生きていて良かった。」と顔見知りの人2人に言われた。
- 初めて登る人に「登山カード」の存在を教えてあげて、3人ほどに感謝された。うち1人は実際に購入し、帰りに出会った時、満面の笑みで駆け寄ってきてくれた。「ありがとうございました!見てください。登山カードとバッジです!」登山カードを見て、自分の財布に直そうとする父。取り返された。その方は今度富士山に初めて登るらしく、2回富士山に登ったことのある父がアドバイスしていた。「あそこはな、人がいっぱいで人に会いに行くようなものや。」
- 2つに道が分かれていて迷っている人には楽な方を教えてあげていた。4人ほどに感謝された。
- 京都から来た女性(父は京美人と言っていた)が父を登山の達人と見込んで、他に奈良県に良い山があるか聞いてきた。父はそれなりのアドバイスをしていたが、内容忘れた。吉野山を強く推していた。(そういえば、大学の友達が来た時吉野山に案内されたわ。)
結構お役に立っているかもしれません。向こうから話しかけてくれた時も3回ほどありました。
最後に…感謝
ストックのおかげで、翌日の筋肉痛は少なかったです。でも、やはりしんどいので、月に1回ぐらいしか行けないかも。父は元気ですが…「杖はいらん!」と言っています。靴擦れはしたみたいです。ふだんスリッパだから…
父のおしゃべりに付き合ってくださった方々、ありがとうございました!
おまけ 金剛山の花々
先月礼文島で自然の花々を観察してから、野生の花々に目がいくようになり、写真に撮りました。