父と金剛山に登るのも3回目になりました。父ももうすぐ91歳。いつまで健康でいられるかわかりませんが、今月も達成できました。もちろん断トツの最高齢です。
事前準備
前回購入した登山用ストックと登山靴、登山用靴下を前日に準備しました。グッズがあるとないとでは翌日の足の痛みが全然違います。
父を迎えに行きます。お茶は自分で水筒に入れていました。帽子と靴を確認。父はスリッパで行くと言い張っていましたが、説得しました。スリッパだと滑ります。そもそもスリッパで登山している人はいません。父用の登山ストックも発見しました。父は「いらん!」と言い張っていましたが、説得して持って行きました。
途中、妹を誘って、3人で行きました。
上り
なんと駐車料金がまた値下げしていました。
1000円→900円→800円 と来るたびに料金値下げしています。すぐ下の駐車場が600円なので、その影響があるのだと思います。
父が出会った人たち(上り編)
もみじ祭りの前日だからか、人はいつもより少なかったです。でも、相手をしてくれそうな人を見つけて、話しかけます。
◯知り合いに出会う
どこまでが知り合いか分かりにくいのですが、明らかに向こうも知っている人には、5人ほど出会いました。
元気か?ますます若くなってるなぁ
「Kさんの方が元気そう」
もうあかん。元気やったら毎日登ってるわ
向こうから話しかけてくれることもありました。
「あら、元気にしてましたか?」
わしのこと知ってるんか?
「そんな金剛山の有名人。知らない人いないでしょう」
父ご満悦
◯山伏に出会う
ええ杖持ってるなあ。いくらや?
「これは、山伏の杖なんです。明日のために今日は準備に行きます。法螺貝もありますよ。」
それちょっと吹いてみて
山伏の方は、朗朗と法螺貝を吹いてくれました。
ありがとうございます!!
「実は、私の仕事は看護師でして、高齢者の歩き方と健康の因果関係を研究しています。90代で歩かれている方が少ないので、また、日を改めて連絡させてください。」と言われるので、妹が持っていた名刺を渡しました。いつも名刺を持ち歩いているとは、さすが我が妹。
◯小学生と出会う
小学生を見ると俄然元気が出てくる父。
偉いなー、何年生や?ソフトクリーム買ってもらたったか?登山カードに判子押してもらったか?
と、そこで自分の登山カードを出します。441枚めのカードを触らせます。小学生たちは、登山回数を計算して「すごーい!」と言います。ご満悦の父。
子どもの力すごい!!
◯元気な男の子とバテ気味の女性を発見。
お母さんの手を引いたってや
素直な男の子は、戻って母の手を引きましたが、10歩で終了。思ったよりめんどくさかったらしい。
◯走って登る若者発見
すごいなー、さすが元気やなー、頑張ってやー!
「はいっ、頑張ります!」と大声で返事し、爽やかに走り去りました。
◯そのすぐ後カップルと出会う
歩いてるんか、走って登らないとあかんやろー
「はいっ、わかりました!」と言って、男性が走って階段を駆け上ります。
彼女置いて行ったらあかんやろー
「はいっ!」と言って駆け下りた男性は彼女の手を引いて、再び駆け上がりました。
何が正解か分からない状態?
◯1人で登っている女性と出会う
1人か?女性1人は危ないで。一緒に行ってあげるわ
「いいえ、結構です」と強く断られました。
◯ひげを生やしている男性と外国人に出会う
ヒゲ生やしているってどこの社長や
「いいえ、僕は社長ではありません。この人のほうがすごいですよ。ベトナムの医者です。」
金剛山国際的!
中国人と韓国人にはよく出会いますが、ベトナム人は初めてです。
◯年配のドイツ人とその妻(日本人)に出会う
ビール好きか?もう、酔っているんか
このドイツ人はビールは飲めないそうです。ただ、この夏の日焼けで赤いだけらしいです。
金剛山国際的!
頂上に着きました!
数々の人との出会いをくぐり抜け、3時間で頂上に到着しました。人が少なかったおかげで、早く着けました!
12時まであと3分なので、急いでカメラスポットに行きます。スタンプを押してもらいに行こうとする父を引っ張って、写真スポットへ。金剛山ライブカメラ12時の写真に映らないといけません。
この日のライブカメラで私たちの姿を探してください。
翌日が「紅葉まつり」ということで、広場ではその準備をしていました。
まだ木々は色づいていません。舞台に造花の紅葉を飾っていました。お店の準備もされていました。そのお店のご主人が父のことを気に入っているらしく、出会えて大喜びしていました。証拠写真も撮りました。
売店では、カップラーメンやうどん、コーヒー、おにぎりなどを売っています。私は、金剛山のスタンプカードを購入しました。こんなにたびたび行くなら貯めてみようかと思って。
明日の準備で色々店を作っていました。
下り
2時間ぐらいで登山口まで行くことができました。話しかけた人は上りの半分ぐらいだったからだと思います。最後の方はさすがの父もばてていました。いや、水分不足かもしれません。水筒のお茶がなくなっていました。でも、なんとか登山口までたどり着き、自動販売機でアルカリイオン水を購入して、復活しました。
お茶は多めに持っていこう(^_^;)
父が出会った人たち(下り編)
◯頂上で父と語り合っていた(父の話し相手をしてくれた)家族
「お名前を見てきました」と父をつかまえて話しかけてくれました。
200回以上登った人々の名前が掲示されています。父は4000回以上の所に名前があります。
そうかー、何て名前やった?
◯すごい勢いで走っている若者2人
さすが若いからすごいな
「2周めです」と言いながら走り去っていきました。2周する人を初めて見ました。この後は、筋トレでもするのでしょうか?
◯1人で登ってくる年配の男性
もう日が暮れるよ
「2時間30分で下りてくるから大丈夫です。もう、6000回上っているから、任せなさい。」と言って、スタスタと登って行かれました。
金剛山を1人で登っている年配の方々は、みんな速いです。
◯かくれんぼをしながら降りている父と4歳児
子どもの気を引くために先に行って隠れている父親を発見。
子ども「もういいかい?」
まあだだよ
父が「もういいよ」と言っても無視されました。
おじいちゃん、後ろにいるよ
と、言っても無視されました。子どもは自分のお父さんを見つけて喜んでいました。仕方ないよ…(;_:)
終わりに
今回も無事終わりました。この調子で月に1回登っていたら、100歳で4500回いけます。来月は紅葉がきれいだと思います。